【リノール酸】安全な油の選び方、花粉症・アレルギーの原因と理由【アラキドン酸】

アラキドン酸とは

このエントリーをはてなブックマークに追加   

アラキドン酸は細胞間のシグナル伝達を担う機能があります。
脳に多く含まれており、『考える』『学ぶ』などとの係わりがあるとされています。

 

アラキドン酸の原材料

 

アラキドン酸はリノール酸を原料として体の中で合成されます。

 

その他、肉・魚・卵などにもアラキドン酸は含まれており、体内でアラキドン酸を生成できない動物は、肉や魚などから摂取する必要がある、生きていくうえでは必ず必要な【必須脂肪酸】です。

 

ネコなどは、自ら必要量のアラキドン酸を生成できないので、昆虫や肉・魚などからアラキドン酸を摂取します。

 

アラキドン酸とアレルギーの関係

 

リノール酸を摂取する事で、アラキドン酸が体内で生成され、アラキドン酸からはロイコトリエンという副産物が生成されます。

 

このロイコトリエンがアレルギーの元となります。

 

ロイコトリエンが体内でアレルギー反応を起こし、気管支に炎症を起こして、気管支喘息の発症も促してしまいます。

 

アレルギーや喘息持ちの方は、アラキドン酸を発生させてしまうリノール酸を多く含む油の摂取は控えるようにしてください。

 

リノール酸を多く含む油(アレルギー発祥の恐れあり)

ごま油
グレープシードオイル
サラダ油(キャノーラ種以外)

 

リノール酸の含有量が少ない油(アレルギー発症が極めて低い)

オリーブオイル
えごま油
亜麻仁油
ココナッツオイル

 

体内のアレルギー発症物質

体内で暴れてアレルギーを発症してしまう物質は、ロイコトリエンの他にヒスタミンという物質もあります。
それぞれ特徴を見てみましょう。

 

ロイコトリエン・・・鼻づまり、目のかゆみ・充血
ヒスタミン・・・・・・くしゃみ、鼻水

 

アレルギーを緩和してくれる食材

 

ロイコトリエン・・・・・青魚、大豆
ヒスタミン・・・・・・・・赤しそ、大豆

 

花粉症などの症状をお持ちの方は、花粉症の時期が来る前に油の種類を変える事と同時に、赤しそ・大豆・青魚を積極的に摂取する事で花粉症の症状を緩和する事が出来ます。


このエントリーをはてなブックマークに追加